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FX初心者でもわかる!アベノミクスで円安は続くのか
cms.tatsujin05 (2012年12月24日 18:56)

12月16日、自民党が与党にかえりざいたとたん、アベノミクスという言葉が世の中に出てきた。マーケットは敏感に反応し、株高・円安基調が続いている。念のためアベノミクスをおさらいしておこう。

アベノミクスとは

自民党総裁・安倍晋三が構想する経済政策で、安倍+「エコノミクス」をプラスしてつくられた造語。 デフレと円高からの脱却、名目3パーセント以上の経済成長の達成を主な政策とし、これを実現するための強気な経済政策案がすすめていくというもの。

アベノミクスの主な内容

・インフレターゲットを2%に設定し、日銀法の改正も視野に入れて大胆な金融緩和を行う

・財務省、日本銀行、および民間が参加する外債ファンドを創設し、外債購入の方策を検討する

・緊急経済対策を断行し、補正予算と新年度予算を合わせて切れ目なく経済政策を実行する

・日本経済再生・産業競争力強化法を制定し製造業の復活を目指す

・立地競争力低下による産業の海外流出を防ぐため、イノベーション基盤強化や法人税の引下げ

・メタンハイドレートやレアアース泥などの海洋資源の開発に集中投資する。

日銀がひたすら紙幣を刷り続け、円の価値を下げる、結果円安にもっていく従来の金融政策より一歩踏み込んだことにより、輸出関連株を中心とした日本株買いを誘導している。

しかし株式市場における株高、為替相場の円安は、アベノミクスが直接の要因ではない。今後の為替相場のセンチメンタルを読み誤らないため、この点はぜひ覚えておきたい。

実際、円売りになったのは10月9日~19日に東京で開催された開催された「国際通貨基金・世界銀行年次総会(IMF世銀総会)」がきっかけである。世界のヘッジファンド、金融機関も多く参加する同総会において日本の貿易赤字の構造変化、ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)への理解が急速に広がり、円売りをしかける土俵ができたということだ。そして総選挙をにらみ与党返り咲きが有力視されていた安部首相が2~3%のインフレ目標、無制限の金融緩和、マイナス金利、日銀法改正建設国債の日銀引き受けなどを表明。また今回中国が尖閣問題を理由に同総会に参加しなかったため、欧米諸国は日本の貿易収支のさらなる悪化も予想したのだろう。一連の材料が結びつき、11月6日から為替相場は急速に変化し、円安に進んでいる。

現在の円安要因となっているのは、日本のファンダメンタルズの詳細、弱さの背景が海外に知れ渡ったことによるものである。この点を覚えておこう。

 

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ではこのまま円安相場は2013年も続くのだろうか?

答えはYESだ。2013年は、さらに円安基調は続くだろう。金融緩和で日銀が無制限に紙幣を印刷し、じゃぶじゃぶ市場に流通されば、通貨の価値は低下し、円の価値は落ちる。結果円安になる。また、日本の貿易収支の悪化などによるファンダメンタルズを反映した円売り、米国FRBが雇用状況が大きく改善しない限り金融緩和を続ける姿勢を明確化しているため米国経済も好転していくと思われる。ドル円相場は結局のところ米国経済によってのみトレンドが発生する。2013年は、教科書通り、米国の景気回復によるドル買い、日本のファンダメンタルズの悪化を反映した円売りと見るのが普通だろう。

年末にかけ、今年も21013年の為替相場の見通しを書いてみたい。

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