TOP » ファンダメンタルズ分析 » FX初心者のファンダメンタルズ分析-日本の貿易赤字
FX初心者のファンダメンタルズ分析-日本の貿易赤字
cms.tatsujin05 (2012年9月17日 21:34)
image10.png

国際通貨基金(IMF)の試算では少子高齢化により、2020年ごろには日本も貿易赤字になると予測されています。日米の貿易赤字が双方とも赤字になった場合、為替レートはどう動くと考えられるでしょう。

A.アメリカの貿易額が大きいので、ドル安円高要因

B.日本の貿易赤字は円安要因なので、ドル高円安要因

C.貿易収支がらみは外為取引全体の1%もないので為替レートとは無関係

解説と解答

日本の貿易収支は貿易がらみの円の流れを教えてくれます。一方、アメリカの貿易収支 はドルとユーロの取引も扱います。つまり諸外国の貿易収支がどんな数値であろうが、日本の貿易赤字は貿易がらみの円売りを表しているので、円安要因です。
 
したがって、Bが満点。AとCは0点になります。貿易収支は通関統計ですから、税閲を通る物の流れを円ベースで集計しています。黒字、赤字といっても、寞際にその貿易でどれほどの収益が上がっているかは関係がなく、輸出金額が輸入金頷を上回れば黒字、その逆は赤字となります。
 
したがって黒字では外貨が流入し、赤字では円貨が流出します。外為市場では黒字では米ドル、ユーロなどの外貨売り・円買いが上回り、赤字では円売り・外貨買いが上回ります。すなわち、日本の貿易赤字は外為市場における「売り買い差し引きネットでの円売り」を表しています。
 
ドル建て貿易ならばそのままドル買い・円売り、その他通貨建てならばその他通貨買い・円売り、また、円建て貿易の場合は貿易の相手が自国通貨買い・円売りを行ないます。いずれの場合にも円売りが入り、ドル円を押し上げます。 貿易収支に現れる外貨、円貨の実需は、相場のトレンドに大きな影響を与えています。
 
売り戻しや買い戻しが前提の投機筋の売買と違って、売り切り、損切りを行なうからです。たしかにCに解答のように、外為市場における貿易がらみの売買は1%にも満たないのは事実です。しかし残りの99%は資本取引がらみの売買を除けば、ごく短期の売買です。多くはその日のうちに買ったものは売り、売ったものは買い戻しています。つまりデイトレードが翌日の為替レートに与える影響力はゼロに等しいのです。
 
【解答】 A・・・0点  B・・・6点 C・・・0点

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.cms-forex.com/mt/mt-tb.cgi/225

コメントする